これはレーザー溶接でお直しをさせていただいたサイズ直しです。
ロー付けと呼ばれている従来の火を使ってロー材をとかして溶接してつなげるサイズ直しと違い、一切溶接のあとも残らなければ、黒く線が出ることも一切ありません。
通常のロー付けと呼ばれるサイズ直しより若干、お値段はお高めです。¥5000ですが、、、、、、、
通常のサイズ直しで同じ作業をロー付けでするのであれば、弊社では¥1200です。
ただ、合わせ目をどんなに綺麗に合わせても、仕上げにヘラを使っても、ロー目と呼ばれる黒い線は必ず出ます。ローと呼ばれる材料は、その指輪と全く同一素材ではありません。
シルバー925であればそれよりも低い温度で溶けるように、温度の低い素材を混ぜてそれをとかして切れ目に接着剤のように溶かしていきます。指輪と同じ素材であればヘタをすると指輪が溶けてしまいますので、同素材をバーナーで火を使って溶かして行く溶接方法はありますがローを使わないのは格段に難易度が上がりますから、やりません。値段もかなりいい値段になってしまうのではないかと思います。
シルバーの金属の特性で光度が非常に高い素材ですからロー付けをすれば必ずロー目になります。
かと言って同じ素材を使ってバーナーでとかして溶接をすればかなり高くなりますし、、、、、、確実にキレイにできるかと言えば作業の難易度から言って難しいと思います。
小さいテクスチャーや飾りが溶けてしまったり、ヘタをすると指輪本体が溶けてしまって形が変わってしまいます。
レーザー溶接はそれに比べるとはるかに綺麗にでき確実にロー目は出ないで綺麗に溶接の跡など跡形もなく全くつなぎ目がわからないで上がります。
ただ、、、、、、、、下手な人や、知らない人がやると、、、、、、、溶接をした部分そのものがゴロっと取れてしまってパッツリ切れてしまいますので、お客様におかれましては出す工房さんの技量をよく見極めて、話を聞いてお出しください。
まだまだ、、強度の面においてみなさん苦戦していらっしゃる見たいです。
弊社の場合は強度は、ロー付けよりも強く、途中で折れたり切れたりは一切ございませんのでご安心ください。ただ、作業時間がロー付けと比べますと格段にかかってしまいますのでご了解ください。
僕がやってロー付けで10分くらいでサイズ直しが終わるのに対して、レーザーですと約40分位かかってしまって、材料も細かくとかしていきますのでローの倍以上同素材の材料がかかってしまいますので、
ちょrっと、お高めになっています。済みません。