僕の彫り、石留を披露しなくてはいけなくて今サンプルを製作しています。
パリ、ローマ、マドリード、と結構なハードスケジュールなんですが、手造りで作ったオリジナルでかつオーソドックスなもので、もう一つは、今のブランドさんのリングの石留で、すべてで10点ほどお持ちいたします。
僕が彫りでこだわっている点はまずは光の陰影をしっかりととってテクスチャーなども濃淡をはっきり出して手彫り感を強く出すことです。当然仕上がりはきれいに、、、、、、。
これはプラチナ900に彫だけを施してあるリングです。
黒くなっているところは色を入れたりは一切していません。
濃淡で影ができています。
なかなか見ないでしょ?
手造りのしっかりとしたリングに指なじみも抜群に柔らかく、付け心地も申し分なく作っています。
洋彫と、和彫を併せてタガネを使っています。
もちろんタガネも自分で研いで独自の彫り味になるように工夫してあります。
かなり現物は凄みはありますよ。
もう一つは
3ctのパヴェで留めてあるダイヤのリング。
オーソドックスな月甲丸のリングですが、ハート&キューピットのDカラーのVVSでダイヤを揃えて、すべて留めました。
これと2ctのピンクゴールドを作っています。
そちらは裏側をハニカムに作ってダイヤは同質を入れて作りますのでかなり圧巻です。
これはちょっとセンターのダイヤの留め方を変えてまして、中石のすぐ横からメレダイヤが留まっているってちょっと面白いでしょう。
これを一緒に重ね付けをすると市松模様にダイヤが出ます。
どれもオーソドックスなんですが技術の詰まったサンプルになっています。
日本の物造りで戦ってきます。
また後でお出ししますが先方がわかりやすいようにカルティエさんのラブリングもフルダイヤ、フルパヴェ仕様で各色ラインナップさせて持っていきます。
さすがにカルティエさんで新品を買ってというわけにはいかないので、お客様にお品物を提供していただく代わりに工賃なしでダイヤ代でトッピンのダイヤをお留めさせていただきます。
ちょっと所用でジュエリーがわかる方たちに技術を見せにいきますので極力オーソドックスで、技術のわかるものをチョイスいたしました。
うちの親方の顔に泥を塗ることなく帰ってきたいと思います。