ついて、、、、、。
お陰様で、モナコ公国、日本国交10周年を記念して、開催中の「グレースケリー王妃の展示会」の横浜ランドマークタワーも残す所あと僅かになりました。12月1日までですので、まだご覧になられていらっしゃらない方は是非お越しください。
ところで、最近非常にお問い合わせいただく事が多いレーザー溶接修理、製作について、、、、
あまりにもお問い合わせが多いので、急遽ブログをアップさせていただきます。
モナコ公国公認、グレースケリー展出展セールのお話はまた、今夜新たな素材を発表いたしますので、、、、今回は久々にレーザー溶接のお話をさせていただきますね。
弊社にお問い合わせが多いのが、ロー目(溶接の痕が残らないの?黒い線はでない?)って事と時計のステンレスや金無垢、プラチナ無垢の凹みや、ベルトが切れたなども痕が残らず、デザインが変わらず直せますか?とか、カルティエさんを始め、インターナショナルブランドの特に指輪のサイズ直しでブランドの刻印やロゴ、シリアルナンバーは消さないで直せるか?って事柄が非常に多いのですが、、、、、そのお客様のお悩みがほぼ全て解消して、お直しが出来ちゃうというのが今までのお直し(ロー付けと呼ばれる従来の溶接方法〕との一番大きなお客様にとってメリットの大変多い直しの違いです。
まずは従来の溶接、つまりロー付けの仕組みから、レーザー溶接の仕組み、違い、メリット、デメリットを書きますので、非常に超大作のブログになりますので、、、、、、
大切な物を綺麗に直したい、大切に使いたい、と思っていらっしゃる方は必見かと。
興味がないひとは、、、、多分途中で嫌になりますから、、、、、お客様にとりましては覚悟や興味のあるお客様だけ、、、、お読みください(笑)
今まで主流で、今も主流である溶接、ロー付けから、、、。
金でも、シルバーでも、プラチナでも、溶接をするにあたって、金属を溶かして、くっ付けます。
ロー付けはバーナーで火を使い、品物全体に高温で熱が入って真っ赤になる程です。
まずはそれで考えられるのは、熱に弱い、パールや珊瑚、エメラルドやヒスイ、そのほかにもまだまだありますが、書き切れないので、代表的な石だけ、、、。
上の熱に弱い石がついていたり、エナメル加工で色が入っている品物ですと、石を外して加工して留め直すか、色を後から入れるので、今のカラーは一回とりのぞいて、再加工になりますからその分修理代が高くなってしまったり、外す時の品物への負担、石に対しての負担が大きくなってしまい、下手すると石が割れたり色が変わってしまうなどのデメリットがあります。
あとはロー付けそのものは、金でも他の金属でも同じですが、お品物と溶ける温度が同じ温度の金属を使うと下手するとお品物まで溶かしてしまいますので、少し他の金属、亜鉛や鉛、真鍮、錫、などを混ぜて溶ける温度を低くして、その部分にロウと呼ばれる異素材の金属をとかして患部をくっつけます。
いい点は、バーナーとロウがあれば、くっつける部分の合わせ目をきちんと合わせると5~10分で住んでしまうということ。縦強度にも横強度にも強いということ、我々職人の工賃自体時間計算で出していますので、時短になれば安く上がるし、数もできるってことです。
ロウも付ける金属や、種類によっていろいろ種類があります。
9金ロウとか10金ロウとか。パラジウムロウ、プラチナロウ、シルバーと結構材料屋さん、工具屋さんで売ってますので、学生さんとか、最近の職人さんは売っているものをそのまま使う方が多いみたいですね。弊社がレーザーを導入する以前はロー付けでしたので、僕は自分で配合を変えて溶ける温度や、色、ロー目が早く出ないような工夫を自分でロウを作ってましたが、、、、、、、(苦笑)古いタイプの職人なんですかね(苦笑)
僕の師匠(親方)が作っていたので、自然とそうなりましたが、、、、、、、。
デメリットはさっきのお話の通り、異素材が入るのでその部分だけ黒く線が浮き出てきたり、
ロウが枯れて古くなってくるとパッツリそこから切れたりします、
ヘラをかけたり、皆さんそれぞれ工夫をされているようですが、そればかりは異素材なのでどうしても金属の酸化のスピードは違いますから酸化が早まればその部分は黒くなったり切れたりは、、、、、、、、これはそれをやった職人さんのせいじゃないので、、、、、、、、。
中には下手な人もいますがそれでお金を頂いている以上そう簡単には外れたりはしませんが、、、、黒い線だけは、、、、(泣)
まあ、あとは職人にもよりますが冬の寒い日や、エアコンの風で、バーナーのお火の温度が変わりやすく、デリケートな細かいチェンなど火力が安定しないでローが流れすぎてしまって、くっつける以外の部分まで固まってしまったりすることや、お品物を溶かしてしまうことがあります。熟練度によりますね、、、、これは。
都市ガスかプロパンと酸素ガスで火力を上げているんですが、ガスの通り道(ガス管)がバーナーの自由度を稼ぐためにゴム管になっていまして、、、、、、寒い、暑いでゴムが収縮したり伸びたりしてガスの量が変わって火が強くなったり、弱くなったりしますから、僕がロー付けしているときは朝会社来てまずは1時間くらい火を出しっぱなしにして、ガス管温めてから作業してましたけど、パリに居るときは寒いからなかなか安定しなくて、しかも日本の機械みたいにガスの調整機もグズグズで、、、、、、しかも最初は酸素ガスなくて、使ったことないフイゴという、空気を足踏みで贈る機械かガス管くわえて自分の肺活量で死にそうになったり、、、、、、、、日本は恵まれてます(苦笑)多分、今の若い方たち、、、、そんなの知らないだろうな、、、、、、、僕もまだ若いけど!!!(爆)
まあ、そこがデメリットだと、、、、、、、、、。中にはそのガスの調節わからない人もいるみたいですけど、、、、、そこわからないと、細かいロー付けって運だのみになっちゃいます(笑)
で、、、、いよいよ僕が推奨しているレーザー溶接機、、、、、、、、、、。
まあ、世間的にいらないって言っている職人さんもまだまだいらっしゃいますが、、、、、、、、、
ドイツで初めて見たとき{魔法か!!」と思ったほど衝撃を受けましたが、、、、、、、、。
通常レーザーだと、患部だけにピンポイントで通常0,2mm~1,5mm位の幅でレーザー打てるんですけど、、、、、、それ以上熱が回らないんでお品ものに対してストレスがかからない、石も全く影響ないし、エナメルなども色が変わらないで後から色を入れなくても患部のみで直せます。
ただ、、、、、、、、そう!通常ですと、、、、、、、ロー付けのように全体に熱をかけて溶かすわけではないのと、切れたところ、接着溶接面の外側だけしかくっつかないので、指輪であれば腕の中はくっついていないですから強度がロー付けと比べると雲泥の差で弱いです。
下手な方がやると、くっつけた地金部分だけポロっと地金が落ちます(笑)
某ブランドさんのマリッジのサイズ直しはそれで、、、、よく弊社に持ち込まれます。
お客様的には怖くなるみたいです。シルバーも同様でロー目が出ないということで他店さまでやられたクロムハーツやゴローズが弊社に持ち込まれます、、、、、、、
それか、、、、お客様が「やっぱりレーザーは弱いんだ」と諦めてロー付けにしちゃうみたいです。
そこで、、、、、、弊社のレーザー溶接は、、、、、中までしっかりとくっついて、社内比ですが一般的なロー付けと比べても約3倍の強度があります。決して僕がロー付けが下手なわけでも、適当にやっているわけでもなく、、、、、ちゃんとやった結果で3倍位以上の強度を確保できています。ご安心を。
他店さんでも似たような方法でレーザーを使って強度を確保していらっしゃる工房さんもあるみたいですが、、、、、大体の工房さんでは作業時間の問題で、まずロー付けで中までくっつけといて、外側だけレーザーでロー目の上から地金を入れているみたいですね。
それか、、、、、、、、地金を足しながら打ってローを入れないで地金だけで直されているところもあるみたいですが、、、、、、、それだけだと、、、、折れちゃうんですよね。
一応、、、、うちの工房にお見えになってくださったお客様には言葉で説明していますので仕組みを公開していますが、すみません、、、、ブログだとさらに超大作になってしまうので割愛します。
特許とっちゃったから公開しているんですが、、、、、、、弊社のは丈夫ですよ。
色も変わらないし、どこを切ってレーザー溶接したか全くわからないですから!!
某ブランドさんの技術の方が、、、、「わからない?!」と絶句されていましたから、、、、、、、持ち主というか、今現在作っていらっしゃる方すらわからないですから、、、、、、、、、、、、ご安心を。
ブランドさんに限らずこれ今までさんざやってきたサイズ直しの数々ですが、、、、、、
既に作業済みのやつですけど、、、、、多分プロの方が見てもわからないと思うんですよね。
これ途中です。
![1415701193064.jpg]()
![201202181548001.jpg]()
こんなに小さいマイクロレベルの懐中時計の部品も、、、、、、
色が変わらないのは、直すとき地金部分を切るんですが、その切った地金を分析にかけて、全く同じ種類の地金を作っていますから色も全く変わりません。
最近、刻印と違う種類の地金使われていて、、、、「ん!!」と思ったときはありましたけど、、、、、、、ネッ!!○ロムハーツさん!!sterlingの刻印入れて950はやめて、、、、、、しかもニッケル割りって、、、、、、、、、、、、(涙)
もちろん回収して、無償でお直ししましたけど。
あとは、、、、よくレーザーを理解してない人が、この前の機械屋さんなんですが、レーザーで打つ光の太さは「0,2mm打てたら十分なんで、、、、、」って、、、、ちなみにうちの特許技術じゃそれじゃダメです。そもそも、0,5mmとか0,8mmの地金をサイズ直しで部品で使っていらっしゃるようでは、、、、、レーザー打った箇所中は巣だらけで空洞がいっぱいです。
完全に弱いです。
それとうちのブログの検索で、レーザー溶接機っていくらくらい?と、、、、、ジュエリー用レーザー溶接機って、、、、、って検索されてますけど、、、、、、、、、うちの今回入れたレーザー溶接機、、、ジュエリー用機械ではありません!!
歯科技工士さんが」お使いになっていらっしゃる機械で、」値段全然違います。
ちなみに僕が初めてレーザーを導入したときは日本国内で2番目の機械でしたがフルオプションで買って、1000万以上しました。
今のレーザーだと考えられないですけどね、、、、今は150万円くらいからジュエリー用だとおそらく300万円くらいだと思います。
ドイツ製、アメリカ製、日本製、韓国製など種類もたくさん出ましたし、、、、、、、。
でもどれも0,2mmが最小なんですよね。唯一アメリカ製の機械が0,1mmオプションで打てますが、、、、、うちのは0,3ミクロンから打てます。
作業時間はかかりますが、巣は一切ありません。一体の地金で完成します。
ここが一番他店さんと違うところだし、某ブランドさんが「教えろ!!」ってうるさい部分ですけど、、、、、どうぞお好きなように!!
国際特許を日本、アメリカ、中国、韓国、ヨーロッパととってしまいましたので、、、、、、、、(笑)
仕上がりも、強度も言っちゃあ失礼ですが別物です。
やり方そのものが全く違うんじゃないかと思われるくらい別物です。
たまに、、、、「高い」って言われますが、、、、(苦笑)
申し訳ないですがこれ以上安くできません!!うち潰れちゃいます!!!
もう最近は僕自身が諦めましたので、、、、、うちよりも安い店でやってください。と、、、、
ほぼほぼ後で持ってこられますが、、、、足した地金部分がそっくり落ちた状態で、、、、、、、、
うちにしかできないウチだけのレーザー溶接だと思っていますので、、、、すみません、、、、それでも相当工賃安くしているんですけど、、、、、、、、、、(苦笑)
今ではおかげさまでブシュロンさんのキャトルリングも全型可能です。
ブランド刻印全て、シリアルナンバー、全て残してサイズだけ変えられます。
お困りお直し、作りなどありましたらお気軽にご相談を!!
お見積もりまでは無料ですから(笑)
やるか、やらないかはお客様ご自身が決めていただいて全然問題ないですから!!
本当にお気軽にどうぞ!!
ただ、、、、、僕が出たり入ったりが多く、弟子しかいない時が多くなってきましたので、ご相談がある場合は本当にやらなくても全く構いませんので、ご予約を事前に入れてくださると助かります。
せっかくですから細かくご説明をさせていただきたいので、、、、、、、、、。
いつもありがとうございます。
それでは、、、お待ち致しております。」